小学校で習う英単語600〜700語:全部書けなくていい理由と、テーマ別の覚え方
公開日 2026年9月23日
2020年度から全面実施された小学校の学習指導要領では、3年生から6年生までの4年間で扱う英単語を「600〜700語程度」としています。この数字を見て、「小学生のうちに700語も書けるようにしなければ」と心配になる保護者の方も多いようです。
先に安心材料を。600〜700語は「小学校で出会う語」の目安であって、すべてを書けるようにする目標ではありません。指導要領は、聞いたり読んだりして意味が分かる語と、自分で話したり書いたりできる語を区別しています。書く力が求められるのは、そのうちのよく使う一部の語です。この記事では、600〜700語の中身をテーマごとに整理し、どの語を「見て分かる」まで、どの語を「書ける」まで持っていけばよいかを考えます。
600〜700語の中身
600〜700語は、3・4年生の外国語活動(『Let’s Try!』)で耳にする語と、5・6年生の外国語科の教科書で学ぶ語を合わせた数です。中身は、日常生活の身近なテーマがほとんどです。
| テーマ | 例 |
|---|---|
| 自分と家族 | name, family, mother, brother, friend |
| 学校 | school, teacher, classroom, subject, homework |
| 色・形・数 | red, circle, one, hundred, first |
| 時間・曜日・月 | morning, Monday, January, birthday |
| 食べ物 | rice, bread, apple, lunch, delicious |
| 動物・自然 | dog, lion, mountain, river, sea |
| スポーツ・遊び | soccer, swimming, play, game, team |
| 町と場所 | station, library, hospital, park, museum |
| 職業・将来 | doctor, teacher, pilot, dream, future |
| 動作 | go, eat, like, want, can |
| 気持ち・様子 | happy, fun, big, beautiful, famous |
| 行事・思い出 | summer vacation, festival, trip, memory |
一覧表を眺めると分かるように、ほとんどがカタカナ語や身近な語です。難しいのは「知らない語」ではなく、「知っているのに綴りがあいまいな語」。library、beautiful、Wednesday のような語です。
「見て分かる」語と「書ける」語
家庭学習で大事なのは、600〜700語すべてを同じように扱わないことです。
- 見て分かれば十分な語:museum、festival、delicious、famous など、読んで意味が分かることが大切な語。多くの語はこちらです。
- 書けるようにしたい語:自己紹介や日記でよく使う語。name、like、play、friend、school、曜日、月、好きな教科や食べ物など。教科書で「書き写す」「書く」活動に出てくる語が目安です。
5・6年生の「書く」ことについては、小5・小6から英語が「教科」にで詳しく扱っています。学年ごとにどこまで綴れれば十分かは、SpellEasy の小学生の英語スペリング:学年別にどこまでできれば十分かが目安になります。
ワードサーチの二つの使い方
ワードサーチは、この二種類の語に使い分けられます。
見て分かれば十分な語には、単語を見せて探す。語の形を何度も見ることで、読んだときにすぐ分かるようになります。
書けるようにしたい語には、単語を隠して探す。ヒントに日本語や絵だけを出すと、子どもは頭の中で綴りを思い浮かべてから探すことになります。これが書く力につながります。理由はイラストヒントのワードサーチが記憶に残る理由で説明しています。
テーマ別・2年間の計画
600〜700語を一度に扱う必要はありません。5・6年生の2年間で、教科書の単元に合わせてテーマを回すのが現実的です。
| 時期 | テーマ | ヒント |
|---|---|---|
| 5年・1学期 | 自分と家族、学校、色・数 | 単語を見せて → 日本語 |
| 5年・2学期 | 時間・曜日・月、食べ物 | 単語を見せて → 日本語 |
| 5年・3学期 | 動物・自然、スポーツ・遊び | 日本語 |
| 6年・1学期 | 町と場所、動作 | 日本語 |
| 6年・2学期 | 職業・将来、気持ち・様子 | 日本語または音声 |
| 6年・3学期 | 行事・思い出、全体の復習 | 音声 |
一回十分、週に二回。同じテーマを別の日に新しいマス目でもう一度やることで、記憶がしっかり残ります。何回くらい出会えばよいかは、英単語は何回出会えば覚えられる?で詳しく説明しています。
マス目の設定
| 学年 | マス目 | 方向 |
|---|---|---|
| 5年 | 10×10 | 横・縦・斜め |
| 6年 | 10×10〜12×12 | 逆向きも追加 |
classroom(9文字)や delicious(9文字)は 10×10 に入りますが、summer vacation(つなげて14文字)のような長い語句は 15×15 でないと入りません。長い語句は別に書き出して練習するのが現実的です。年齢別の詳しい設定は年齢別ワードサーチの難易度ガイドにあります。
中学校へのつながり
中学校では、小学校の600〜700語に加えて、さらに1,600〜1,800語程度を学びます。小学校で出会った語が「見て分かる」状態になっていれば、中学1年の最初の数か月がずっと楽になります。中学入学前の準備については、中学入学前に英単語を書けるようにで扱っています。
WordSearchEasy で作る
教科書の単元の単語リストを撮影すれば、端末内の文字認識で読み取ってワードサーチになります。自分で入力するときに各単語へ日本語の意味を付けておけば、「絵 / 意味」のヒントで日本語だけが表示され、書けるようにしたい語の練習になります。内蔵のテーマ別リストにも日本語訳が付いています。ヒントなしで3回見つけた単語は「マスター済み」になるので、どのテーマが身についたか一目で分かります。
よくある質問
小学校で習う英単語は何語ですか?
学習指導要領では、小学3年生から6年生までの4年間で600〜700語程度を扱うとしています。3・4年生の外国語活動で耳にする語と、5・6年生の外国語科で学ぶ語を合わせた数です。
600〜700語すべてを書けるようにする必要がありますか?
ありません。多くの語は、聞いたり読んだりして意味が分かれば十分です。書けるようにしたいのは、自己紹介や日記でよく使う語など、一部の語です。
小学生の英単語はどうやって覚えるのが効果的ですか?
テーマごとに少しずつ、別々の日に繰り返すのが効果的です。見て分かればよい語は単語を見せて、書けるようにしたい語は日本語や絵だけをヒントにして、頭の中で綴りを思い出す練習をすると定着しやすくなります。
中学校ではどのくらいの英単語を学びますか?
中学校では、小学校の600〜700語に加えて、1,600〜1,800語程度を学ぶとされています。小学校で出会った語を「見て分かる」状態にしておくことが、中学英語の土台になります。
英単語の一覧表を覚えさせるのはよくないですか?
一覧表を上から暗記するより、テーマごとにまとめて、遊びの中で何度も出会うほうが続けやすく、記憶にも残ります。一覧表は「どの語を扱うか」を確認するために使うのがおすすめです。
WordSearchEasy は、お子さまの単語リスト、または 300 以上の内蔵テーマ別リストを、数秒でワードサーチに変えます。イラストと音声のヒント、解答付きの印刷にも対応。App Store で無料ダウンロード。